ジュピターショップチャンネルの番組編成を、AIで最適化する意思決定支援システム。24時間365日・週約500アイテムという膨大な制約条件の中で、売上や新規顧客数を最大化する編成案を自動生成する。2025年12月に本格稼働し、編成業務時間 約70%(約30時間/月)削減と、年間十数億円規模の売上向上が期待される。AIの自動化を現場の「業務の一つ」として運用に落とし込む、価値設計・EX設計・UI/UXを担当した。
「AIに何ができるか」ではなく「誰の、何を解決すべきか」をヒアリングし、課題を構造化することから始めた。AIによる番組編成の自動化で売上向上の目処は立っていた——しかし、それを画面(GUI)に落とし込み、現場の『業務の一つ』として日々運用するには何が必要か。その全てを洗い出すことが、サービスデザイナーの仕事だった。
例えば、1つの番組表を作るにも多くの情報を集める必要があり、それを担当者に負荷なく管理・入力させる方法を設計した。また、AIの分析実行中はその先の業務に進めないため、ツールをいつ走らせるかによって従業員の残業時間すら変わり得る。こうした従業員体験(EX)にアジャストした体験として、ツールの運用フローまで一体で設計した。
全画面の情報設計・ワイヤーフレーム・導線設計・UIデザインを担当。担当者が手動で調整するたびに売上・新規顧客数・制約遵守リスクをリアルタイムに再計算するUIで、AIと人の協働を成立させ、自動化された出力を現場の意思決定にそのまま接続した。